アメリカで散髪
時間が経てば髪は伸びる。短期の旅行なら帰国してから散髪に行けばいいが、長期滞在となるとそうもいかない。シアトルまで行けば日本人の散髪屋もいるそうだが、そんなことで遠出をするのも馬鹿らしい。それで、近所の散髪屋に行きました。
かなり髪が伸びた状態で散髪屋に行っているので、散髪したいということは言わなくても通じます。問題は、どんな髪型にするか。日本人仲間に聞いたら、日本で散髪した直後に写真を撮っておいて、それを見せて同じようにやってくれと頼んでいるそうでした。なるほど、それなら細かい指示に悩まされずに済む。けど、赴任前にはそんなことに気付かなかったので手遅れでした。私は基本的に短めが好きで、後ろや横は刈り上げています。この「刈り上げ」がなかなか通じない。身振り手振りを交えて「下は非常に短くて上に行くにつれて次第に長くなっていくような髪型」と説明すると散髪屋のおやじは"taper"のことだなと言っていました。耳に髪が被らないように短くする。"not to cover the ears"と言ったら、おやじは"open the ears"のことだな、と聞き返してきました。そうか、こんな場合にもopenという単語は使えるのか。覚えておこう。前髪は眉より少し上の長さ。"above the eyebrow"で通じました。ただ、どれぐらい上かというのはセンチではなくてインチでないと通じませんでした。
アメリカの散髪は、一般的には凄く簡単です。ただ髪を切るだけ。シャンプーも髭剃りもありません(日本と同じようにシャンプーや髭剃り、マッサージなんかもやるところもあるそうです。凄く高いらしい)。10分ぐらいで終わってしまいました。確かに指示したことは全て守られたできあがりでした。後ろと横は刈り上げられ、耳は出ています。前髪は眉より1/2インチぐらい上で切り揃えられていました。そう、ちゃんと指示した長さになっていましたが、坊ちゃん刈りになっていました。日本語なら「自然な感じで横に流して」なんてのが通じるけど、それを英語で説明するのは私には不可能です。ま、しゃーないか。この程度なら自分で櫛でかき分ければ何とかごまかせる。私の英語力でここまで通じたのなら、上出来と言わないといけないでしょう。
壁に貼ってある料金表では、大人は10ドルから12ドルということです。髪の量や散髪の難しさで、おやじが判断するようです。私は太い、硬い、量が多いの三重苦なので12ドルかと思っていたら、11ドルでした(2回目に行った時は10ドルでした)。縮れ毛よりは簡単なのかもしれません。チップは1ドルでもいいかと思いましたが、言葉が通じすに余分な面倒もかけたのでと思い2ドル渡しました。すると、おやじは"You are my best friend"と言って抱きついてきました。たった2ドルでベストフレンドが得られるなら、安いもんです。
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